1980年代末から1990年代初めにかけ世界各国で大流行したコンピューターゲーム「テトリス」。オチ物パズルゲームの元祖として、いまだ高い人気を誇っています。
本日紹介する「WindowTetris」は、無数に作られているこの「テトリス」のバリエーションゲームのなかでも一風変わったゲームです。
普通のテトリスのように、一つのゲーム画面の中でプレイするのではなく、複数のウィンドウで構成されたブロックを、デスクトップの上に積み上げていくシステムになっているのです。
以下使用法を説明します。
WindowTetrisの実行方法
GitHubの説明によると、WindowTetrisは2006年に作られたとても古いプログラムとのこと。リポジトリに.classファイルも含まれていますが、最新のJavaランタイムで実行できない場合、「javac」コマンドでビルドする必要があります。
javacコマンドはJDKに含まれていますので、必要ならばOracleのサイトからダウンロードしましょう。
準備が完了したらプロジェクトのリポジトリをcloneし、javacコマンドでビルドします。
javac Driver.java
ビルドが完了すれば、以下のコマンドで実行できます。
java Driver
実行すると4つのウィンドウで構成されたブロックが上から落ちてきます。
ブロックは矢印キーの左右で動かすことができます。範囲の右端の限界はブロックをキーで動かせる限界までとなっています(デスクトップの右端ではないので注意)。その画面右端限界から画面の左端まで通常のテトリスのように、ブロックを揃えればその部分が消えます。
以下のキーが利用できます。
左右矢印キー | ブロックを左右に移動 |
---|---|
スペースキー | ブロックを即時落下 |
Enterキー | ブロックの回転 |
Escキー | ゲーム終了 |
なおスコアや終了判定は実装されていないようです。
インストールがめんどくさい方は以下の動画でも確認可能です。
まとめ
WindowTetrisはデスクトップ上でテトリスがプレイできるユニークなパズルゲームです。ソースコードはJavaのGUIフレームワーク「Swing」を使って作られていて比較的素直な作りになっているようです。Java開発に興味のある方は独自の改良を行ってみると面白いかもしれません。