Microsoftは先日、Windows 10に含まれる「Windows Calculator(電卓)」のソースコードをGitHubにて公開しました。非常に知名度が高いアプリということで、多くの開発者の注目を集め、2,000以上のforkが作られているなか、電卓アプリにグラフ機能を追加するための取り組みが始まっていることがわかりました(MSPoweruser)。
グラフ機能を提案したのは、MicrosoftのCalculatorチームのメンバーの一人であるDave Grochocki氏で、提案はすでにプロジェクトで受け入れられている模様。ただしGitHubのFeature TrackingでPre-Productionに分類されているため、ユーザーが実際に使用できるようになるまではしばらく時間が必要かもしれません。
電卓アプリに組み込まれるグラフ機能は以下のようなものになるそうです。
- 基礎的なグラフ計算機能をWindows 電卓で提供する
- すべての米国共通コア数学カリキュラムをサポートする
- 関数を構築し解釈する能力
- 線形、二次、指数モデルの理解
- 三角関数
- 方程式と不等式の理解
現在GitHubプロジェクトでは30以上の機能追加の提案が行われており、なかには、他のウィンドウの上にピン留めする機能なども含まれています。
長い間、あまり注目されることのなかった電卓アプリですが、オープンソース化によって一気にパワーアップすることになりそうです。