先日お伝えした通り、Microsoftが"Cloud Shell"と呼ばれる軽量版のWindows 10を開発中ではないかという噂が流れています。その後、Windows 10 Insider Preview build 15019の中に「Windows 10 Cloud」の存在をうかがわせるファイルが発見されたこともあり、登場が近いのでは無いかと見込まれるようにもなりました。
例えば以下の画像のwinnt.hの中にCLOUDの文字が確認できます。
.@bdsams @tfwboredom first saw it in SDK 15003 pic.twitter.com/kO2bey6Ofy
— WalkingCat (@h0x0d) 2017年1月29日
そのようななか、Microsoftウォッチャーとしてお馴染みのジャーナリストMary Jo Foley氏は、Windows 10 CloudはChromebook対抗のために開発されていて、UWPアプリだけが動作する軽量版のOSである、とした新たなレポートを公開し注目を集めています(Neowin)。
同氏のレポートによると、Windows 10 CloudはWindows RTの新バージョンとも呼べるような位置づけで、ストアからダウンロードしたUWPアプリだけが動作する仕様のようです。米国等では人気となっているChromebooksの対抗のために、軽量で安全、安価なWindows 10として開発されているとしています。
Windows RTはWindows 8とともに公開された、ARMプロセッサを搭載したデバイスで動作するOSでした。ストアからダウンロードしたアプリしか動かすことができないという制限がありましたが、Windows 10 Cloudの「安全」もこの制限によってもたらされるものなのでしょうか。
Mary Jo Foley氏によると、Windows 10 Creators Updateが正式に公開される4月頃にWindows 10 Cloudも発表される可能性があるとのこと。