Microsoftは先日、パッチチューズデーと呼ばれる月例更新の一環として、Windows 10 Version 1703向けの累積アップデートKB4074592などを公開しました。
今回このWindows 10 Version 1703用の最新の累積アップデートを適用した環境で、サードバーティアプリSandboxieを利用すると、同アプリが提供するサンドボックス環境下でIEの起動時や、Firefoxの終了時にBSOD(ブルースクリーン)が発生することが、Sandboxie公式フォーラムで発表されています(Softpedia)。
フォーラムに投稿された情報は以下の通り:
We are seeing BSODs with Windows 10 x86 1703 + kb4074592 when launching Internet Explorer or closing Firefox in the Sandbox. This affects Sandboxie 5.22 as well as the betas 5.23.
Windows 10 x86 Version 1703にKB4074592を適用した状態で、サンドボックス環境下のInternet Explorerを起動した場合、またはFirefoxを閉じた場合にブルースクリーンが発生し、Sandboxie 5.22あるいは5.23ベータに影響する模様。今後調査を進め、より詳しい情報を提供するとのことです。
なおこれまでのところKB4074592がインストールできないなどの不具合は報告されていませんが、同更新プログラムには「既知の問題」が一件掲載されています。
アンチウィルスソフトMeltdown/Spectreパッチと互換性があるこを確認するため、以下レジストリキーが設定されていないと更新プログラムが適用されないとの情報です。
Key="HKEY_LOCAL_MACHINE"Subkey="SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat"
Value Name="cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc"
Type="REG_DWORD”
Data="0x00000000”
このレジストリキーに関する情報は、1月に専用のサポートページにて説明しています。