MicrosoftがWindows 10公開後1年に限って提供した無料アップグレードオファーは、すでに終了していますが、2021年3月現在でもWindows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレードが可能な状態であることがわかりました(Windows Latest)。
Microsoftのフォーラムで、Windows 10の無償アップグレードについて質問したユーザーに対し、Microsoftの従業員が「はい、できます」と答えたとのことです(ただし記事執筆時、その回答は確認できません)。
Windows Latestのテストによると、Windows 10への無料アップグレードは、Windows 7/8.1のライセンスキーが有効な場合にのみ機能し、Windows 8を使用している場合は、Windows 8.1にアップグレードした後、Media Creation Toolを使用してWindows 10にアップグレードする必要があるそうです。
Windows 10への無料アップグレードの抜け道がふさがれていない理由に関し、以前RedditでMicrosoftのエンジニアを自称するユーザーが、1年間に限定されたのは小売店を守るためのマーケティング上の理由で、Microsoftはライセンス収入よりもアップグレードの統計の方を重視していると明かしました。
現在もこの方針は変わっていないことになりますが、Windows 10のアクティベーションが成功したからといって、それが合法的なライセンスとは必ずしもならないことを、特に企業ユーザーは注意する必要がありそうです。