Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview build 16251」をリリースしました(Blogging Windows、MSPoweruser)。
Windows Insider Programに参加し、更新設定を”Fast”に設定しているユーザーは、既存のWindows 10環境からWindows Updateを利用して最新ビルドに更新することができます(PC版の場合「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」より更新できます)。
今回は、最近導入されたInsider Programのオプションで、これまでの設定に該当する「次のバージョンのWindows」ではなく、「Skip ahead to the next Windows release」を選択しているユーザーに対しても、同じビルドが公開されています。
build 16251の新機能
スマートフォンとPCの連携機能: スマートフォンとPCの連携機能が導入された。まずAndroidで利用可能で、iPhoneにも間もなく対応する予定。設定 > Phoneで連携可能で、クロスデバイスのブラウズ機能などが利用可能。
CortanaのWeb検索結果をブラウザを開くことなく表示: Cortanaを利用してWeb検索を行った場合、Webブラウザを起動することなく結果を確認可能になった。
Cortanaボイスコマンドでロック、サインアウト、シャットダウンが可能に: Cortanaの音声入力によって、PCのロックやサインアウト、シャットダウンが可能に。ただし現在英語のみ。
起動体験の改良: 再起動や更新後、設定を適用するためサインイン情報が利用可能になった。またshutdownコマンドの拡張や、プライバシー設定の改良が行われた。
公式ブログには、修正の詳細な内容のほか、既知の不具合もリストアップされています。インストールする前に確認しておくことをおすすめします。
Skip Aheadって何?
Microsoftは先日、Windows Insider Programの更新設定に"Skip ahead"を追加しました。Redditに投稿された情報によると、以下のような違いがあるようです。
- Fast ring: RS3_RELEASブランチからのビルドで組み込みアプリの更新はなし。Fall Creators Updateに向けて安定していく。
- Fast ring + Skip Ahead: RS_PRERELEASEからのビルドで組み込みアプリの更新あり。Fall Creators Update後のリリースを目指す開発向けブランチ。
実際にプレビュー版Windows 10で確認してみると「次のバージョンのWindows」「Skip ahead to the next Windows release」が選択可能となっていることがわかります。
「次のバージョンのWindows」がこれまでの設定、「Skip ahead to the next Windows release」が今回導入された"Skip Ahead"設定に該当するようです。
"Skip Ahead"に設定した後、Windows Updateを実行してみると同じ、16251が表示されますがrs3_releaseではなく、rs_prereleaseになっていることがわかります。
一度rs_prereleaseの方に更新してしまうと、再インストールすることなく元に戻せないそうなので注意が必要です。