Microsoftは14日(現地時間)、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview build 17101」をリリースしました。同時にRedstone 5の初のプレビュービルドとなる「build 17604」も公開されています(Windows Blog、窓の杜)。
Windows Insiders Programに参加しているFastリングユーザーのなかで、"Skip Ahead"を選択していないユーザーは、Redstone 4ビルドの「build 17101」に、"Skip Ahead"を選択したユーザーはRedstone 5ビルドの「build 17604」に、Windows Update経由で更新することができます。
今後Redstone 4の正式公開までRedstone 4ブランチでは不具合の修正が主に行われ、新機能の追加はRedstone 5ブランチに対して行われていくことになります。
なお今回のビルドは分岐が始まっただけで、双方に差異はないようです。
Build 17101 & Build 17604の新機能は以下の通り:
絵文字デザインの改善: フィードバックを元に絵文字を改良。絵文字検索機能がより多くの言語で利用可能に。
Windowsアプリパーミッション: UWPアプリのフルファイルシステムアクセスを制御できるようになった。開発者はUWPアプリに対して広範なファイルシステムアクセスを許可する権限を与えることが可能となり、ユーザーに対しては権限を受け入れるかどうかを問い合わせるアイアログが表示される。「設定 > プライバシー」から変更することも可能。
Windows 10 Pro for Workstation向け機能: ミッションクリティカルな業務向けの「Windows 10 Pro for Workstations」向けの新機能として「Ultimate Performance」と呼ばれる電源ポリシーが追加された。初期導入アプリが、生産性にフォーカスしたものに変更された。
その他細かな修正や不具合の修正も行われています。公式ブログには既知の問題「Known issues」も掲載されていますので、アップデート前に確認しておくことをお勧めします。
またWindows App Preview Programと呼ばれるプレビュープログラムが始まり、Feedback Hub、Microsoft Photos、Microsoft Sticky Notes、Microsoft Tips、Paint 3D、Windows Alarms & Clock、Windows Calculator、Windows Camera、Windows Mixed Reality Viewer、Windows Voice Recorderといったアプリ個別のプレビュー最新版版がリングにかかわらず導入可能になっています。
アプリの設定/Aboutページで、プレビュー版をオプトインすることが可能です。なお最も最新版が常にインストールされるSkip Ahead版は不要とのことです。