Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 17713」をリリースしました(Windows Blog)。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の次期大型アップデート「Redstone 5」の開発版ビルドです。Windows Insiders Programに参加しているFastリングユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なおRedstone 5の正式リリースが近づいたことから、現在のRS_PRERELEASEからRS5_RELEASEブランチがフォークします。今後Fastリングユーザーに対してRS5_RELEASEブランチから、Skip Aheadユーザーに対してはRS_PRERELEASEブランチから作成されたビルドが公開される事になりますが、Skip Aheadは一端リセットされ、今後数週間以内に再募集される予定です。
Skip Aheadに参加できるユーザーは一定数に制限されているため、アナウンスがあり次第素早く設定する必要があります。
Build 17713の新機能
Microsoft Edgeの改良: サイトごとのメディア自動再生の制御機能の追加や、リーディングビュー、書籍、PDF閲覧時の辞書検索機能の追加。
Microsoft Edge PDFリーダーの改良: ツールバーの改良やレンダリングの改善。
メモ帳の改良: 検索/置換機能の改良として、ラップアラウンド検索機能や設定値の保存機能の追加、選択したテキストの設定機能の追加など。テキストのズームやワードラップが有効な場合の行番号の表示も可能に、その他さまざまな機能の強化や改良など。
バイオメトリクスによるリモートデスクトップ: Auture Active DirectoryとWindows Hello for Businessを使用しているActive Directoryユーザーは生体認証を利用してリモートデスクトップセッションが利用可能になった。
そのほか"Web Sign-in"とよばれる新たなログオン方法の追加や、共有Windows 10 PCへのサインインを高速化する"Fast Sign in"機能の追加、Windows Defender Application Guardの改良、インク機能の改良などさまざまな変更が行われています。
公式ブログには、不具合の修正点や、既知の不具合もリストアップされています。インストールする前に確認しておくことをおすすめします。