Microsoftは本日、Windows 10のプレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 21337」をリリースしました(Windows Blog)。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の開発ブランチから直接公開されるもので、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお、Devチャンネルは新機能が先行して追加されるかわりに不安定になりやすく、安定性を求めるユーザーに対してはBeta/Release Previewチャンネルの選択が推奨されています。Windows Insider Programのチャンネルごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
Build 21337の新機能
Build 21337の新機能は以下の通りです。
仮想デスクトップの並べ替えとカスタマイズ機能: 仮想デスクトップを並べ替えたり、背景をカスタマイズすることができる機能が導入された。仮想デスクトップはタスクビュー(Win + Tab)からアクセスできる。
仮想デスクトップの背景の変更方法:
- 「設定 > 個人用設定 > 背景」でアクティブな仮想デスクトップの背景を変更。
- 設定の背景を右クリックして表示される新しいオプションを利用して、特定の仮想デスクトップの背景を変更。
- 変更を適用すると、仮想デスクトップを切り替えた際その背景が表示される。タスクビューのプレビューサムネイルにも反映される。
仮想デスクトップの並べ替え:
- Win+Tabでタスクビューを表示し、複数の仮想デスクトップを作成する。
- ドラッグ&ドロップで仮想デスクトップを移動。
- 仮想デスクトップのサムネイルを右クリックして「左へ移動」「右へ移動」することもできる。
- 目的の仮想デスクトップにフォーカスを合わせ、Alt + Shift + ←/→を押して移動することも。
Auto HDRプレビュー: PCゲームのための「Auto HDR」のプレビュー。HDR対応のゲーミングPCで有効にすると、1000以上のDirectX 11およびDirectX 12ゲームで自動的に素晴らしいHDRビジュアルを体験することができる。
ファイルエクスプローラーのレイアウトの更新: ファイルエクスプローラーのデフォルトのレイアウトで要素間にパディングが追加。表示オプションの「コンパクトモードを使用」という設定を有効にすると従来のレイアウトを使用することもできる。
Windows Insidersのキャプション設定に関するアップデート: キャプション設定のアップデート。「設定 > アクセシビリティ > ヒヤリング > キャプション」より。
組み込みアプリの更新: メモ帳のMicrosoft Store経由の更新。Windows TerminalとPower Automate Desktopが組み込みアプリに。
公式ブログには細かな不具合の修正や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。