Microsoftは18日、Windows 10向けの累積アップデート、KB4073291、KB4075199、KB4075200を公開しました(gHacks)。
MeltdownとSpectre脆弱性を修正するための累積アップデートによってAMD製CPUを搭載したPCが起動できなくなる問題を修正するために公開された3番目のアップデート群となります。
これまでの経緯は以下の通り
- Windows 7と8.1向けの更新プログラム
- Windows 10向けのKB4057142(for 1607)、KB4057144(for 1703)、KB4073290(for 1709)
- Windows 10向けの今回の追加更新プログラム
今回更新された更新プログラムの内訳は、KB4073291はWindows 10 Version 1709の32bit版向け、KB4075199(for original)は企業ユーザー向け、KB4075200(for 1511)は企業、教育期間のユーザー向けとなっています。
更新プログラムはMicrosoft Update Catalogから手動でダウンロードしてインストールできます。
KB4075199 (OS Build 10240.17741)
Windows 10 Version 1709の32bit版向けの累積アップデートの内容は以下の通り。
Addresses issue where some customers on a small subset of older AMD processors get into an unbootable state.
特定のAMD製プロセッサを搭載したPCで起動できなくなる問題が解決しています。
ただしCoInitializeSecurityに関する2件の既知の不具合モリスとアップされています。
When calling CoInitializeSecurity, the call will fail if passing RPC_C_IMP_LEVEL_NONE under certain conditions.
When calling CoInitializeSecurity, the call will fail if passing RPC_C_IMP_LEVEL_NONE under certain conditions.
一時的に回避するにはCoInitializeSecurityのパラメータをRPC_C_AUTHN_LEVEL_CALLに変更すれば良い模様。将来のアップデートで修正される予定です。