Microsoftが先日公開したWindows 10 Version 1903用の累積アップデートKB4517389では、これまでにスタートメニューに関する不具合や、Edgeが動作しなくなる不具合が報告されていますが、この他に特定の環境でBSOD(Blue Screen of Deathブルースクリーン)が発生したり、描画に関する不具合が発生するとの報告も行われていることがわかりました(MSPoweruser)。
まずBSOD(ブルースクリーン)は、デスクトップPCではなくノートPCでだけ発生しているそうで、Microsoftコミュニティフォーラムのユーザーは「KB4517389をノートPCにインストールした後、cldflt.sysでBSODエラーが発生し始め、KB4517389をアンインストールすることでエラーが収まった」と報告しています。はっきりした原因は不明で、今のところ更新プログラムのアンインストールしか対処方法はない模様です。
もうひとつのスタートメニューや検索、Google Chromeの描画がおかしくなるという問題は、Intel DHCディスプレイドライバーversion 26.20.100.7157が影響しているとみこまれています。
このためIntelのディスプレイドライバーを最新のドライバに更新するか、以前のバージョンにロールバックすることで問題が解決する可能性があるそうです。
ドライバのロールバック手順は以下の通りです:
- デバイスマネージャーを開く
- ディスプレイアダプターの下のIntelグラフィックカードを探す
- 問題のドライバーをダブルクリック
- ドライバータブでドライバーのロールバックを実行
- システムを再起動
Microsoftはこの問題を認識しておらず、どのような対応が行われるかは不明な状況です。