Microsoftが先日公開した、Windows 10 Version 1903/1909用の累積アップデートKB4532693では、これまでにユーザープロファイルに含まれるファイルが読み込めない、あるいは削除されたという不具合が報告されています。
今回KB4532693の問題はこれだけではなく、更新プログラム適用後、システムが起動できなくなり場合によってはブルースクリーンが発生するという問題が発生していることがわかりました(Windows Latest)。現在のところ更新プログラムをアンインストールすることが唯一の回避策のようです。
Microsoftコミュニティフォーラムには、更新プログラム適用後にシステムが再起動できなくなったというユーザーのコメントが多数寄せられています。
症状はさまざまですが再起動時に問題が発生し、正常に使用することができない模様です。
問題が発生した場合、以下の手順でKB4532693をアンインストールすることができます。
- 「設定 > 更新とセキュリティ」を開く
- Windows Updateで「更新の履歴を表示する」を選択
- 更新のアンインストールをクリック
- KB4532693/KB4532693を選択したアンインストール
- 再起動する
このままだと再度更新プログラムが適用されてしまうため、更新を一時停止すると良いでしょう。なおPCが起動できなくなった場合は、一端セーフモードでWindows 10を起動し、その後上述の手順でKB4532693を削除します。
現在KB4532693の既知の不具合は、Windows Serverコンテナイメージに関する問題の一件だけで、Microsoftが現在報告されている不具合にどのように対処するのかは不明な状態です。