Microsoftが2月下旬に公開したWindows 10 Version 1903/1909用のオプション更新プログラムKB4535996では、インストールができないという問題や、インストール後にフリーズが発生するという問題が報告されています。
その後、SignTool.exeの不具合や、ゲーム関連の不具合も報告されていたなか、さらにインストール後にPCがクラッシュしたり、パフォーマンスが低下するといった問題も報告されている事がわかりました(Windows Latest)。
新しい報告によるとKB4535996適用後システムがクラッシュし、ログイン時にブルースクリーンが発生するそうで、更新プログラムはセーフモードでもアンインストールできなかったとのこと。組織で管理している200台のマシンで同じ現象が発生しているとコメントしているユーザーも存在します。
またサインインする前に黒い画面が表示されるという問題や、デスクトップが正常に表示できないという不具合を報告しているユーザーもいるようです。
Feedback Hubにも、使用しているうちにCPU使用率が100%になってしまうという問題や、ファイルエクスプローラーがクラッシュするという問題、タスクマネージャーがクラッシュする問題など、さまざまなタイプの不具合が報告されているようです。
Microsoftは現在のところこれら不具合を認識しておらず、KB4535996の既知の不具合はゼロ件のままとなっています。KB4535996は手動でインストールする必要のあるオプション扱いの更新プログラムであるため、問題の原因がはっきりするまであえてインストールするのは避けた方がよいかもしれません。