Microsoftが2月下旬に公開したWindows 10 Version 1903/1909用のオプションアップデートKB4535996では、インストールが正常にできないという問題や、インストール後にフリーズが発生するという問題が報告されています。
しかし問題はそれだけでなく、SignTool.exeのクラッシュ、ゲームのFPS(frames per second)の低下・音声の途切れ、起動の失敗や遅延など、さらなる不具合が報告されていることがわかりました(Windows Latest)。
まず更新プログラムインストール後、ファイルをデジタル署名・検証するSignTool.exeがクラッシュするという問題が発生する場合があり、エラーメッセージ1073741502が表示されるとのこと。不具合はFeedback HubやWindows Latestのコメント欄で報告されています。
また特定のゲームでFPSが低下したり、オーディオが途切れるという問題も報告されているようです。Redditのユーザーは、極端な不具合ではないがゲームのフレームレートが10フレーム低下し、音声が時々途切れると症状を伝えています。
さらに起動時に時間がかかったり起動に失敗したりという問題も発生しているようです。
これらの不具合の個別の解決策は不明ですが、更新プログラムをアンインストールすることで問題を回避することが可能です。
更新プログラムのアンインストール手順は以下の通りです:
- 「設定 > 更新とセキュリティ」を開く
- Windows Updateで「更新の
履歴を表示する」を選択 - 更新のアンインストールをクリック
- KB4535996を選択してアンインストール
- 再起動する
必要ならばセーフモードで実行します。
KB4535996はオプションアップデートであるため、アンインストール後再度自動で更新プログラムがインストールされてしまうことはありません。