Microsoftは3月24日(現地時間)、Windows Version 1903/1909用のオプション扱いの累積的更新プログラムKB4541335を公開しました。
更新プログラムでは多数の不具合が修正されていますが、その中に、スタートメニューの検索に関する問題や、ファイルエクスプローラーがクラッシュする問題など、OSの重要な機能に関する問題の修正が含まれている事が明らかとなっています(Softpedia)。
リリースノートを確認すると、スタートメニューの検索に関連した以下のような修正が含まれていることが分かります。
Addresses an issue that fails to return search results in the Start menu Search box for users that have no local profile.
ローカルプロファイルを持たないユーザーの場合、スタートメニューの検索ボックスに検索結果を返さない問題が修正されている事が分かります。
またエクスプローラーに関する修正項目は以下のようになっています。
Addresses an issue that causes File Explorer to close unexpectedly when using roaming profiles between different versions of Windows 10.
異なるバージョンのWindows 10間で、ローミングプロファイルを使用すると、ファイルエクスプローラーが予期せず終了する問題に対処したとのことです。
同更新プログラムでは他にも、マルチディスプレイ環境におけるMicrosoft Foundation Class (MFC)ツールバーの描画の不具合の修正や、最初のキーストロークがDataGridViewセルで正しく認識されない問題の修正など、多数の不具合が修正されています。
KB4541335はWindows Updateを利用して手動でインストールすることができますが、最近、Windows 10の累積アップデートでは、さまざまな不具合が報告される傾向が続いているため、安定性を求める方は、来月の月例アップデートを待った方が良いかもしれません。