Windows 10 Version 2004の8月の月例更新プログラムKB4566782を適用すると、ThinkPadの特定の機種でBSODを含む不具合が発生する可能性があることをLenovoが認めたことがわかりました(Windows Latest)。なおLenovo以外のデバイスでもKB4566782適用後にさまざまな不具合が発生すると主張しているユーザーも存在します。
Lenovoのサポートドキュメントによると、今回の問題はBIOS設定の「Enhanced Windows Biometric Security」に関係しているとのこと。
BSODをはじめとした以下のような不具合が発生する可能性があるそうです。
- Blue Screen of Death (BSoD) when booting
- Blue Screen of Death (BSoD) when starting Lenovo Vantage
- Blue Screen of Death (BSoD) when running Windows Defender Scan
- Can't login by Face with Windows Hello
- Errors in Device Manager related to Intel Management Engine
- Errors in Device Manager related to IR Camera
「BIOS Setup -> Security -> Virtualization」で同機能を無効化することで問題を回避できると説明されています。
目次
ThinkPad以外のデバイスでも不具合が発生
不具合が報告されているのはThinkPadに限定されていません。
RedditやMicrosoftフォーラム/フィードバックハブにはBSOD(ブルースクリーン)やシステムのクラッシュ、起動時のパフォーマンスの低下など、さまざまな問題が発生するとのコメントが書き込まれています。
いまのところ有力な対策は見つかっておらず、Hyper-VやWindows Sandboxなどの仮想化機能の無効化や、KB4566782のアンインストールなど、さまざまな解決策が模索されています。