Microsoftは先日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 11やWindows 10の各バージョンに対して累積アップデートを提供しました。
Windows 11 Version 22H2向けの累積アップデートは「Moment 2」として新機能が多数含まれている反面、SSDの速度低下やインストールが失敗するという問題が報告されていましたが、Windows 10用の更新プログラムKB5023696でも、インストールの失敗や、パフォーマンスの低下、BSOD、ファンの回転数の異常、その他の問題が発生しているとの報告が行われていることがわかりました(Windows Latest)。
Feedback HubやReddit、Microsoftのフォーラムでは、BSOD(Blue Screen of Death)やパフォーマンスの問題が報告されています。あるユーザーは次のように問題を説明しています。
Installation seemed to proceed normally, but shortly after landing on the home screen, there was a BSOD. Windows automatically rebooted, and it now appears to be OK. However, KB5023696 is listed as being successfully installed under Quality Updates. Still, it is not in the Uninstall Updates list,
インストールは正常に進んだようですが、ホーム画面が表示された直後、BSODが発生しました。Windowsが自動的に再起動され現在は問題ないようです。しかし、KB5023696は、品質アップデートとして正常にインストールされたと表示されています。それでも、「更新プログラムのアンインストール」リストには入っていません。
インストールに関連した問題も報告されていて、0x800f081f、0x800f0984、0x800f0922などのエラーメッセージが表示されるとのこと。
致命的な不具合が発生した場合、以下の手順で更新プログラムをアンインストールする事ができます。
- 「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」を開く。
- 「更新の履歴を表示する > 更新プログラムをアンインストールする」を選ぶ。
- KB5023696を探してアンインストールする。
- デバイスを再起動する。
なお月例更新プログラムにはセキュリティに関する修正も含まれています。致命的な問題が発生していない場合はアンインストールは推奨されません。