Microsoftは先日、Windows 10向けの6月の月例更新プログラムKB5027215をリリースしました。KB5027215では主にセキュリティ問題への対処が行われており、変更や改善に関する具体的な説明は行われていません。
今回、この更新プログラムのインストールが通常より遅くなるという問題が報告されている事がわかりました。
Redditへの投稿によると、KB5027215のインストールに30分以上必要で、アップデート後のクリーンアップ処理にほとんどの時間がかかっているとのことです。この問題は、複数のユーザーから報告されていて、Microsoft.NETアップデートと一緒に累積アップデートをインストールしようとしたときに発生している模様。
あるユーザーは次のようなコメントを投稿しています。
Only unusual thing that I noticed which others might have experienced is the long “cleaning up” process post-update/pre-login on the reboot. That happens if you reboot for the cumulative update and the NET update at the same time.
他の人も経験しているかもしれませんが、私が気づいた唯一の奇妙な点は、再起動時に更新後/ログイン前の「クリーンアップ」プロセスが長いことです。これは、累積アップデートとNETアップデートのために、同時に再起動した場合に起こります。
Microsoftはまだこの問題を認めておらず、有効な回避策は見つかっていません。
アップデート中にシステムの電源を切ると、システムで障害が発生する可能性があるため、通常より長い時間がかかっても、アップデートを完全にインストールする事が推奨されています。
なお、KB5027215インストール後に何らかの問題が発生した場合は、以下の手順でアンインストールすることができます。
- 設定を開き、「更新とセキュリティ > Windows Update」に移動する。
- 「更新履歴」を選択し、「更新プログラムのアンインストール」をクリックする。
- リストからKB5027215を選択して、アンインストールを実行する。
- PCを再起動する。
KB5027215に関しては、インストールに時間がかかるという問題のほか、インストールが正常に完了しないという問題や、0x80073701エラーが表示されるという問題も報告されています。
[via Neowin]