Microsoftは2021年5月18日(現地時間)、Windows 10の最新の機能アップデート「Windows 10 May 2021 Update(21H1)」の一般提供を開始しました。
Windows 10 Version 21H1は2004/20H2のマイナーバージョンアップですが、Windows Helloのマルチカメラ対応や、Windows Defender Application Guardのパフォーマンス改良などテレワークに役立ついくつかの新機能が追加されています。
既存のWindows 10環境からは、Windows Updateのほか、更新アシスタントまたはメディア作成ツールを利用して直接アップグレードできますが、インストール用のUSBメディアやDVDを作成しておくと、Windows 10をクリーンインストールする場合などに便利です。
今回はメディア作成ツールを利用して、Windows 10 May 2021 Updateのインストール用USBメディアを作成する方法を説明します。
メディア作成ツールのダウンロード
まずメディア作成ツールをMicrosoftの「Windows 10のダウンロード」ページからダウンロードします。
▲「ツール今すぐダウンロード」ボタンをクリックすると、メディア作成ツールの「MediaCreationTool21H1.exe」をダウンロードする事ができます。
インストール用USBメディアを作成
ダウンロードしたMediaCreationTool21H1.exeを実行します。
▲「適用される通知とライセンス条項」画面では、ライセンス条項を確認し、よければ「同意ボタン」をクリックします。
▲「実行する操作を選んでください」という画面では、「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選び「次へ」をクリックします。
▲「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面では、Windows 10の言語、エディション、アーキテクチャを設定します。標準では変更できませんが「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外すと変更可能となります。適切に設定して「次へ」をクリックします。
▲「使用するメディアを選んでください」という画面では「USBフラッシュドライブ」を選び、「次へ」をクリックします。上の画面の場合USBメディアの容量は少なくとも8GB必要です。
▲「USBフラッシュドライブを選んで下さい」という画面では、使用するUSBメモリを選択します。間違えないように注意して「次へ」をクリックします。
▲ダウンロードが始まります。
▲「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されれば成功です。「完了」ボタンをクリックして終了します。
作成したUSBメディアをUSBブート可能なPCに差し込んで起動すれば、Windows 10のインストールやアップグレードを進めることができます。
ISOファイルのダウンロード
メディア作成ツールを使用してISOファイルをダウンロードすることもできます。
途中の「使用するメディアをえらんでください」と表示される画面で、「USBフラッシュドライブ」ではなく「ISOファイル」を選んだ場合、ISOファイルをローカルに保存することができます。
ダウンロードしたISOファイルは、ツールから直接DVD-Rに書き込むこともできますし、ローカルに保存しておき後から利用することも可能です。
実マシンではなく仮想マシンにインストールする場合、ISOファイルをダウンロードしておいた方が便利かもしれません。
まとめ
メディア作成ツールを利用すれば、Windows 10のインストール用USBメディア・DVDメディアを簡単に作成することができます。クリーンインストール用やリカバリ用に準備しておけば便利です。
なお一度Windows 10をインストールしてアクティベートに成功したPCにWindows 10をクリーンインストールする場合(デジタルライセンス付与されたマシンの場合)、自動でライセンス認証が行われるためプ、プロダクトキーを入力する必要はありません。