Windows 10のファイルエクスプローラーでファイルを削除する際、他のアプリがそのファイルを使用していると、ファイルを削除することがきないことがあります。ファイルがロックされている場合、削除だけではなく移動や名前の変更等もできず、ファイルを使用しているプログラムを特定して手動で閉じる必要があるのです。
「Microsoft Word」のように使用中のアプリの名前が表示されれば問題の解決は簡単ですが、どのプログラムがファイルをロックしているか分からない場合や、アプリを閉じてもファイルがロックされたままになっている場合など、用意に対処することができない事もあります。
最終手段としてプロセスエクスプローラーというツールを使用し、どのプログラムがファイルやディレクトリを開いているか調査することも可能ですが、このツールは上級者向けに設計されており、一般ユーザーにとっては使いづらいものかもしれません。
この問題を解決するため、MicrosoftがPowerToysにファイルをどのアプリが開いているのかを簡単に調査することができる新たなツールを追加する事を計画していることが分かりました(Windows Latest)。
ファイルのロックを強制的に解除すると、開いているプログラムに問題が生じることがあるため、ツールにはどのプログラムがファイルを開いているのかを確認するための分かりやすいインターフェイスが提供される予定です。ファイルをロックしているプログラムが見つかった後は、手動でそのプログラムを閉じるか、Windows 10のタスクマネージャーを使用してプログラムを強制的に終了することができるのです。
この機能がいつごろ一般ユーザー向けに提供されることになるのか現段階でははっきりしていませんが、来年のPowerToysのアップデートで提供される事が期待されます。