Microsoftは2021年11月16日(現地時間)、Windows 10の最新の機能アップデート「Windows 10 November 2021 Update(21H2)」の一般提供を開始しました。
Windows 10 Version 21H2はWindows 11にアップグレードできないデバイスや、Windows 10を当面使い続けたいユーザー向けの機能アップデートで、今後数週間にわたりWindows Updateで徐々に配信対象が拡大していく予定です。
今回はWindows Update経由での自動配信が待ちきれない方のために、手動でWindows 10 November 2021 Updateにアップグレードするための3つの方法を紹介します。
方法1: Windows Updateで更新プログラムをチェックしてみる
Windows Updateを手動チェックするとアップデートが表示される場合があります。
▲「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックします。アップデートが表示されれば互換性の問題もなく、安全にアップグレードできる事を意味しています。この場合そのまま機能アップデートをインストール可能です。
表示されない場合、段階的な公開の対象になっていないので、別の方法を試します。
方法2: 更新アシスタントを使用する
Microsoft公式ツールの「更新アシスタント」や「メディア作成ツール」を利用してアップグレードする事ができます。どちらのツールを利用しても既存の環境をアップグレードすることができますが、更新アシスタントの方がアップグレード用途に特化しているため安全で使いやすいと思います。
更新アシスタントをダウンロードするには、Microsoftの「Windows 10のダウンロード」ページにアクセスします。
▲「今すぐアップデート」をクリックすると、更新アシスタント(Windows10Upgrade9252.exe)をダウンロードすることができます。
更新アシスタント実行すると以下のような画面が表示されます。
▲Version 21H1から21H2へのアップグレードである事を確認し、「今すぐ更新」をクリックします。
▲「このPCはWindows 10と互換性があります」と表示されれば「次へ」をクリックします(互換性がある場合、数秒待つと自動的にダウンロードが始まります)。
▲更新プログラムのダウンロードが始まります。しばらく時間がかかりますが、後は画面の指示に従っていけばアップグレードを完了させることができます。
方法3: メディア作成ツールでアップグレード
メディア作成ツールを利用してアップグレードすることも可能です。更新アシスタントでアップグレードできない場合でも、メディア作成ツールを利用すればアップグレードが成功する場合もあります。メディア作成ツール経由でのアップグレード方法も覚えておくと便利です。
Microsoftの「Windows 10のダウンロード」ページにアクセスしてメディア作成ツールをダウンロードします。
▲「ツールを今すぐダウンロード」をクリックすると、メディア作成ツール(MediaCreationTool21H2.exe)をダウンロードすることができます。
メディア作成ツールを実行すると以下のような画面が表示されます。
▲ライセンス条項を確認し、良ければ「同意する」をクリックします。
▲「このPCを今すぐアップグレードする」を選び「次へ」をクリックします。
▲ダウンロードが始まります。後は画面の指示に従いアップグレードを進めます。
まとめ
Windows 10の機能アップデートを手動でインストールする場合、「Windows Update」のほか「更新アシスタント」や「メディア作成ツール」を利用することができます。基本的にはWindows Update経由で自動配信されるまで待った方が安全ですが、テストや動作検証などのためにできるだけ早期に新バージョンをインストールしたい場合には便利な方法です。