Microsoftは2019年11月12日(現地時間)より、Windows 10の機能アップデート「Windows 10 November 2019 Update(Version 1909)」の一般提供を開始しました。
Version 1909はVersion 1903のマイナーバージョンアップ版で、Version 1903からアップグレードする場合は短時間で完了するはずですが、それ以前のバージョンからアップグレードしたり、クリーンインストールする場合は、インストール用のUSBメディアやDVDを作成しておくと便利です。
今回はメディア作成ツールを利用して、Windows 10 November 2019 Updateのインストール用USBメディアを作成する方法を説明します。
メディア作成ツールのダウンロード
Microsoftの「Windows 10のダウンロード」ページからツールをダウンロードします。
▲「ツール今すぐダウンロード」ボタンをクリックすると、メディア作成ツール(MediaCreationTool1909.exe)がダウンロードできます。
メディア作成ツールを実行する
次にメディア作成ツール(MediaCreationTool1909.exe)を実行します。
▲ライセンス条項の確認画面が表示されたら「同意する」ボタンをクリックします。
▲「実行する操作を選んでください」という画面では「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選び「次へ」をクリックします。
▲「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面では、Windows 10の言語、エディション、アーキテクチャを変更できます。標準では変更できませんが「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外すと変更可能となります。適切に設定して「次へ」をクリックします。
▲「使用するメディアを選んでください」という画面では「USBフラッシュドライブ」を選び、「次へ」をクリックします。USBメディアの容量は少なくとも8GB必要です。
▲「USBフラッシュドライブを選んで下さい」という画面では、使用するUSBメモリを選択します。間違えないように注意して「次へ」をクリックします。
▲Windows 10のダウンロードが始まります。
▲「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されれば成功です。「完了」ボタンをクリックして終了します。
作成したUSBメディアをUSBブート可能なPCに差し込んで起動すれば、Windows 10のインストールやアップグレードを進めることができます。
ISOファイルのダウンロードも可能
メディア作成ツールを使用してISOファイルをダウンロードすることもでいます。
途中の「使用するメディアをえらんでください」と表示される画面で、「USBフラッシュドライブ」ではなく「ISOファイル」を選んだ場合、ISOファイルがローカルに保存できます。
ダウンロードしたISOファイルはツールから直接DVD-Rに書き込むこともできますし、単にローカルに保存しておき後から利用することも可能です。
実マシンではなく仮想マシンにインストールする場合、ISOファイルをダウンロードしておいた方が便利かもしれません。
まとめ
メディア作成ツールを利用すれば、Windows 10のインストール用USBメディアやDVDメディアを簡単に作成することができます。クリーンインストール用やリカバリ用に準備しておけば便利です。
なお一度Windows 10をインストールしてアクティベートに成功したPCにWindows 10をクリーンインストールする場合(デジタルライセンス付与されたマシンの場合)、自動でライセンス認証が行われるためプロダクトキーを入手する必要はありません。