Windows 10の大型アップデート「Windows 10 October 2018 Update」ではさまざまな新機能が追加されていますが、Windows Subsystem for Linux (WSL)もその例外ではありません。
MicrosoftのTara Raj氏は5日、Microsoft Command Line Blogにて、Windows 10 October 2018 Updateで追加されたWSLの新機能の一覧をまとめています(Phoronix)。
この記事によると主な新機能は以下の通りです。
- Microsoft StoreからダウンロードできるLinuxディストリビューションの追加: 新LTSのUbuntu 18.04、WSL専用ディストロのWLinux、OpenSUSE 15/SLES 15
- ARMデバイスのWSLでUbuntu 18.04が動く
- メモ帳のLinux改行サポート
- ファイルエクスプローラーからLinux Shellが起動できる
- WSLディストロをコマンドラインからインストール
- ChocolateyとBoxstarterによる開発環境セットアップスクリプト
- ディレクトリごとの大文字小文字区別の改良
- Linux/WSLコンソールのコピーペースト
- Windowsコンソールの改良
WSLではファイルI/Oのパフォーマンスがボトルネックとなっていて、Microsoftは改良に取り組んでいると説明していました。残念ながらWindows 10 October 2018 Updateには間に合っていないようですが、さまざまな面でWLSの機能は着実に改良されていて、今後に期待が持てる内容となっています。