Microsoftは、Windows 10のリリース時に同OSを「最後のWindows」と呼び、今後メジャーバージョンアップを行わない可能性を示唆しました。しかしその後、Windows 11が公開され、さらにWindows 12が開発中との噂も流れています。
Windows 10のサポートは2025年10月14日まで行われる予定で、記事執筆時残り2年を切っていますが、未だに多くのユーザーがWindows 11ではなくWindows 10を使用しているとの指摘が行われています(Windows Latest)。
Startcounterの調査によると、Windows OSの中ではWindows 10が71%と圧倒的なシェアを獲得しているのに対し、Windows 11は23%のシェアに留まっています。Windows 7は2.9%、Windows 8.1は0.57%と、サポート期間が終了したOSも依然として使われつづけているのがわかります。
Steamのハードウェア調査ではWindows 11の使用率が37.43%。Windows 10が57.97%とやや差が縮まっていますが、Windows 10がトップであることはかわりありません。
既存のWindowsはサブスクリプションOSではないため、2025年のサポート期間終了後もWindows 10を使用し続けることはできます。ただし、セキュリティアップデートの提供は止まり、メジャーなソフトウェアの更新も行われなくなることが予想されます。
MicrosoftはWindows 10からWindows 11への無償アップグレードを2025年まで提供すると約束しているようですが、最近行われた、Windows 7/8.1からWindows 10/11への無償アップグレードの完全終了が、新しいOSへの移行の逆風となることは考えられます。