Microsoft、Windows 10のタスクバーが遅延する問題を調査

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Windows 10のタスクバーのジャンプリストに動作が遅延する問題が存在し、Microsoftが問題解決に向けて調査を行っていることがわかりました(Windows Latest)。

ジャンプリストはWindows 7以降に搭載された、タスクバーのアプリのアイコンを右クリックして、よく使う項目に素早くアクセスすることができるという機能です。しかしWindows 10にはジャンプリストが表示されるまで200〜250msの遅延が存在し、これが問題になっている模様です。

遅延は人間の理想的なインタラクションの時間をはるかに超えていて、常にフラストレーションを感じる状態になっていると指摘されています。また遅延はEdgeやChromeなど特定のアプリに限定されておらず、メモ帳を含むすべてのプログラムで発生しているそうです。

Googleの開発者Bruce Dawson氏は、GitHubのバグレポートで「マウスアップイベントからShellExperienceHost.exeがフォーカスを獲得するまでは約120ms」、「フォーカスの変更からレンダリングされているメニューを表示していると思われるGPUアクティビティの大きなスパイクまでは約110ms」と処理にかかっている時間を詳細に分析しています。

幸いこのバグレポートはMicrosoftのプログラムマネージャーRich Turner氏の目にとまり、同氏はMicrosoftの製品チームが問題を調査中で、近日中に結果を共有する予定だと説明しています。

遅延は最新のハードウェアでは目立たない可能性があるものの、古いデバイスやローエンドのハードウェアでは顕著になる傾向がある模様。早期の解決を期待したいと思います。

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