MicrosoftはWindows 11やWindows 10のセキュリティを強化する、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)機能の導入を進めています。VBSはハードウェア仮想化機能を使用してOSの保護機能を大幅に強化するものですが、機能を有効にすることで、Windows 11対応CPUでも顕著な性能低下が引き起こされるとの報告が過去に行われた事もあります。
今回、Windows 10の最新バージョンである「Windows 10 22H2」でもデフォルトでVBS(メモリ整合性)が有効になっている事が判明したと、Tom's Hardwareが報告しています(Neowin)。
Tom's Hardwareは、AMD Ryzen 7950X3Dと、Nvidia RTX 4090を搭載したWindows 11システムで、さまざまなゲームのテストを行い、以下のような表にまとめています。細かな違いはあるもののVBSをオンにすることで平均5%程のパフォーマンスの低下が確認できるようです。
テストはWindows 11 PC上で実施されましたが、VBSがオンになるとWindows 10でも同様な影響があると見込まれます。ゲーミングPCで実行するゲームのパフォーマンスが思わしくない場合、VBSの設定を見直してみると良いかもしれません。