Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました。
- Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2: KB5033372
- Windows 10 Version 1909: EOS
- Windows 10 Version 1903: EOS
- Windows 10 Version 1809: KB5033371
- Windows 10 version 1803: EOS
- Windows 10 version 1709: EOS
- Windows 10 version 1703: EOS
- Windows 10 version 1607: KB5033373
- Windows 10 Version 1511: EOS
- Windows 10 Version 1507: KB5033379
それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。
目次
December 12, 2023—KB5033372 (OS Builds 19044.3803 and 19045.3803)
Windows 10 Version 22H2用の更新プログラムKB5033372では、11月30日に公開されたKB5032278に含まれる修正内容に加え、Windows OSのセキュリティアップデートが行われています。
リリースノートは以下の通りです。
ハイライト:
This update addresses security issues for your Windows operating system.
改良と修正:
This update makes miscellaneous security improvements to internal OS functionality. No additional issues were documented for this release.
更新プログラムには以下の3件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
---|---|
モバイルデバイス管理(MDM)アプリのBitLocker構成サービスプロバイダ(CSP)ノードで FixedDrivesEncryptionTypeまたはSystemDrivesEncryptionTypeポリシー設定を使用すると、環境の一部のデバイスで「デバイス暗号化を要求する」設定に 65000 エラーが誤って表示されることがある。影響を受ける環境は、「オペレーティングシステムドライブにドライブ暗号化の種類を適用する」または「固定ドライブにドライブ暗号化を適用する」ポリシーが有効に設定され、「完全暗号化」または「使用領域のみ」のいずれかが選択されている環境。問題の影響を受けるのはMicrosoft Intuneだが、サードパーティ製のMDMも影響を受ける可能性がある。 | Microsoft Intuneでこの問題を回避するには、「オペレーティングシステムドライブにドライブ暗号化タイプを適用する」または「固定ドライブにドライブ暗号化タイプを適用する」ポリシーを未構成に設定する。 Microsoft Intuneでは解決策に取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定。 |
1台以上のモニターを使用しているWindowsデバイスでは、WindowsでCopilotを使用しようとすると、モニター間でデスクトップアイコンが予期せず移動したり、アイコンの位置がずれたりする問題が発生する場合がある。 | ユーザーがこの問題に遭遇しないように、Windows Copilotは、マルチモニター構成デバイスでは使用できない場合がある。現在こ問題の解決に向けて取り組んでいる。 |
Windows Copilotは、タスクバーが画面の右または左に垂直に配置されている場合、サポートされていない。 | WindowsでCopilotにアクセスするには、タスクバーが画面の上部または下部に水平に配置されていることを確認する。現在、解決に向けて取り組んでおり、次回のリリースで最新情報を提供する予定。 |
更新プログラムはWindows Updateの他、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。