Microsoftが開発中の新しいオペレーティングシステム「Windows 10X」のRTM版の完成が遅れているとの情報が流れていることがわかりました(MSPoweruser)。
情報通として知られるWindowsCentralのZac Bowden氏は、12月に「build 20279」が最終ビルドになると主張していましたが、1月には「build 20280」が公開され、RTM版の完成が遅れていると説明しています。
Microsoft has rolled another build, 20280, in the 10X release branch. They must've found a blocking bug with 20279. Either way, testing continues. OEMs should get the final bits in the next few weeks. https://t.co/0M4xmGDFdd
— Zac Bowden (@zacbowden) January 8, 2021
同氏はbuild 20279に致命的な不具合が見つかったためだと予想しており、テストが継続中で、OEMは今後数週間のうちにRTMを受け取るだろうとしています。
Windows 10Xは当初ハイエンドのデュアルスクリーンタブレットをターゲットとしていましたが、現在はUWPアプリやPWAアプリを実行する安価なラップトップ向けOSとして開発が進められており、ChromeOSが主な競争相手になると見込まれています。Windows 10Xを搭載した最初のデバイスは2021年春に発売されることが期待されています。