Microsoftは1月13日(現地時間)、Windows 10やWindows 11で、スタートメニューやタスクバー、デスクトップのショートカットが削除されてしまう不具合が発生している事を明らかにしました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたリリースヘルスページには以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は「Microsoft Defenderのセキュリティインテリジェンスアップデート(build 1.381.2140.0)をインストールすると、スタートメニュー、タスクバーに固定されたアプリケーション、およびデスクトップのショートカットが無くなったり削除されたりすることがある」というものです。
影響を受けるデバイスは、Atack Surface Reduction(ASR)ルールの「OfficeマクロからのWin32 APIコールをブロックする」が有効になっており、セキュリティインテリジェンスbuild 1.381.2140.0 インストールすると、不正な検出パターンに一致する特定のWindowsショートカット(.lnk)ファイルが検出され、削除されたとのこと。
家庭や小規模オフィスで使用されるWindowsデバイスは、この問題の影響を受けないとされています。
Microsoftは、Microsoft DefenderのASRルールを監査モードに変更することで、この問題を防ぐことができるとしています。回避策の詳細はこちらで確認可能です。
なお、セキュリティインテリジェンスアップデート(build 1.381.2164.0)でこの問題はすでに解決していますが、削除されたショートカットは元に戻りません。ショートカットを再作成したり別の方法で復元する必要があるとのことです。