Microsoftは現在、Windows 11の次期機能アップデート「22H2」のRTM版とされる、Build 22621を、Windows Insider ProgramのRelease Previewチャンネルに公開しています。
Release Previewチャンネルで提供されるビルドは、製品版に最も近い存在で、十分に安定していることが期待されますが、今回このビルドで、以前一度修正されたはずのWindows 11のセキュリティ関連のバグが復活していることがわかりました(Neowin)。
Neowinフォーラムのメンバー、nekrosoft13氏は、自分のPCが必要な要件を満たしているにもかかわらず、Windowsセキュリティ設定のデバイスセキュリティのページで「Standard hardware security not supported(標準のハードウェアセキュリティはサポートされていません」というメッセージが表示されることに気づいたこと主張しています。
Feedback Hubでも、複数のユーザーがBuild 22621で同様が発生したと訴えています。このバグは以前も発生していたもので、Build 22000.100で一度修正されていてました。
なお、Windows 11の標準ハードウェアセキュリティ要件は以下の通りです。
- TPM 2.0
- セキュアブートが有効
- DEP(Data Execution Prevention)
- UEFI MAT (Memory Attributes Table)
今回の問題はこれらの要件を満たした環境で発生しているようで、なんらかの不具合と考えられます。