MicrosoftはWindows 11でPCの最小要件を変更し、大きな論争を呼びました。TPMやセキュアブートが必須となり、CPUの世代に関しても条件が設定されたため、多くの古いPCがWindows 11にアップグレードできない状態となったためです。
しかし、これらの制限チェックはWindows 11のインストール/アップグレード時にだけ実施されるため、Rufus等のサードパーティ製ツールを使用し、本来サポート対象外のシステムに無理矢理Windows 11をインストールすることは可能です。
Windows 11 Version 22H2でもこの状況は変わっておらず、2010年製の2コア4スレッドCPU、Core i5-580Mで、22H2がインストールできるだけでなく、「魔法のように動く」と報告しているユーザーが存在する事がわかりました。
Redditのユーザーは、Rufus 3.20を使ってTPM/RAM/CPUの制限を回避し、2010年製のAcerのノートPCにWindows 11 22H2をインストールできたと報告しています。
Using Rufus 3.20, I was easily able to install Windows 11 on this Acer laptop (which was made in 2010). Notice the CPU is a first-gen intel i5-580m (3Mb L2, 2-cores, 4 threads, hyperthreading, 2.67Ghz-3.2Ghz). I used Rufus to remove all the TPM/RAM/CPU requirements. W11 runs like magic on it.
Microsoftは、Windows 11でシステムの最小要件を変更しましたが、追加されたセキュリティ関連の機能を無視すれば、Windows 11が古いPCでもほぼ完璧に動作することがわかります。
Microsoftは当然ながら、最小要件を満たさないPCで、Windows 11を動かす事を推奨しておらず、「サポート対象外」だと説明しています。今後Windows Updateなどが正常に動作しなくなる可能性があるため、仕事で使っているPCなどを無理矢理アップグレードするのはやめておいた方が良いと思われます。
[via Neowin]