Microsoftは10月10日(現地時間)、Windows 11 Version 22H2に、Windows Helloを使用したサインインが期待どおりに機能しない不具合が存在する事を認めました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が追加されています。
不具合の内容は、「Windows Hello拡張サインインセキュリティを使用しているデバイスで、Windows 11 Version 22H2にアップグレードすると、Windows Hello を使用したサインインが期待どおりに機能しない場合がある」というもの。顔、指紋、または PINを使用する Windows Helloに影響があるとのことです。
この問題は、アップグレード時にすでにWindows Hello拡張サインインセキュリティが有効なデバイスで発生する可能性があり、Windows 11 Version 22H2アップグレード後にWindows Helloを有効にしたデバイスでは発生しません。
安全のため、Windows Hello拡張サインイン セキュリティを使用しているデバイスに対しては、互換性ホールドが適用されています。
この問題は9月のプレビューパッチKB5017389で解決されており、セーフガードは10月中旬に解除される予定です。また、すでにアップグレードしていてWindows Helloを使用してサインインできない場合、パスワードを使用してサインインするという回避策が案内されています。