Microsoft、Windows 11 23H2 KB5044380でOpenSSHの問題が発生していることを認める

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Microsoftは10月22日、Windows 11 Version 23H2/22H2向けのオプションアップデートKB5044380をリリースしました。更新プログラムではCopilotキーのリマッピング機能や通知の新しい設定などの便利な機能が導入されましたが、これまでに、いくつかの不具合も報告されています。

今回Microsoftは、KB5044380のサポートページを更新し、同更新プログラムにOpenSSHに関する問題が存在することを認めています。

既知の不具合に以下のような項目が追加されています。

不具合の内容は「更新プログラムのインストール後、OpenSSH(Open Secure Shell)サービスが起動に失敗し、SSH接続ができなくなる」というもので、「このサービスは、詳細なログを記録することなく失敗し、sshd.exe プロセスを実行するには手動操作が必要」とのこと。

このバグはKB5044380を使用しているすべてのユーザー(企業、IoT、教育、家庭の顧客を含む)に影響するものの、影響を受けるデバイスの数は限られているとされています。

Microsoftは回避策として、影響を受けるディレクトリのパーミッションを更新することを推奨しており、これには管理者権限のPowerShellで次のコマンドを実行します。

$directoryPath = "C:\ProgramData\ssh" $acl = Get-Acl -Path $directoryPath $sddlString = "O:BAD:PAI(A;OICI;FA;;;SY)(A;OICI;FA;;;BA)(A;OICI;0x1200a9;;;AU)" $securityDescriptor = New-Object System.Security.AccessControl.RawSecurityDescriptor $sddlString $acl.SetSecurityDescriptorSddlForm($securityDescriptor.GetSddlForm("All")) Set-Acl -Path $directoryPath -AclObject $acl

上記ステップを C:\ProgramData\ssh\logs についても実行します。

Microsoftはこの問題を調査中で、将来の更新プログラムで修正する予定です。

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