Microsoftは4月11日(現地時間)、Windows 11 Version 24H2で、壁紙カスタマイズアプリケーションの互換性の問題に関連したアップグレードブロックを解除したことを発表しました。
この問題は2024年9月から確認されていたもので、一部の壁紙カスタマイズアプリケーションが起動しなくなったり、正しく機能しなくなったりすることがあるというものです。複数のアプリケーションが影響を受け、壁紙が正しく表示されない、デスクトップからアイコンが消える、デスクトップのプレビュー機能が失われる、仮想デスクトップで問題が発生する、アプリケーションでエラーメッセージが表示されるなどの症状が発生する可能性があると説明されていました。
Microsoftは、セーフガードホールドの解除を順次開始していると説明しています。
Windows 11 24H2の既知の不具合をまとめたページには次のような情報が掲載されています。
Resolution: We have started to gradually remove this safeguard hold. If you try to install version 24H2 using Windows Update under Settings, Windows 11 Installation Assistant, or Media Creation Tool, you might receive a message requesting you to uninstall your wallpaper app. We also recommend updating the app, since a newer version might be compatible. Or you may uninstall, instead. After you complete this action, you will be able to finish installing version 24H2.
解決: このセーフガードホールドの解除を順次開始しています。「設定」、「Windows 11 インストールアシスタント」、または「メディア作成ツール」でバージョン24H2をインストールしようとすると、壁紙アプリのアンインストールを要求するメッセージが表示される場合があります。また、新しいバージョンと互換性がある可能性があるアプリのアップデートをお勧めします。または、アンインストールすることもできます。この操作を完了すると、バージョン24H2のインストールが完了します。
Note that several wallpaper applications are currently included in this compatibility hold. For this reason, the specific timing of the resolution of this issue on a given device may depend on the application being used and the timing of that application's update. As new versions and updates are released for these applications by their respective developers, it's expected that these issues will be resolved
現在、いくつかの壁紙アプリケーションがこの互換性ホールドに含まれています。このため、特定のデバイスでこの問題が解決される具体的なタイミングは、使用しているアプリケーションとそのアプリケーションのアップデートのタイミングに依存する可能性があります。これらのアプリケーションは、それぞれの開発元から新しいバージョンやアップデートがリリースされるにつれて、これらの問題が解決されることが期待されます。
問題が解決する具体的なタイミングは、使用している壁紙アプリケーションのアップデートのタイミングに依存します。例えば人気の「Wallpaper Engine」は今年の2月にWindows 11 24H2関連の問題を修正するためのアップデートversion 2.6をリリースしており、問題が解決済みのアプリの場合、早期に24H2にアップグレード可能となることが予想されます。
IT管理者およびシステム管理者は、セーフガードID 52754008を使用して、この問題に関連する情報を検索できます。
[via Neowin]