Microsoftは先日、Windows 11 Version 24H2用のプレビューアップデートKB5055627を公開しました。
KB5055627ではCopilot+ PC向けのAI機能である「Recall」や「Click to Do」、AI機能を利用したWindows検索機能の導入などAI関連の機能が注目を集めていましたが、それ以外にも多数の新機能や改良が含まれており、動作速度を向上させる変更を含めファイルエクスプローラーのに関するさまざまな改良が行われていることがわかりました(Windows Latest)。
ファイルエクスプローラーの高速化のため、「ホーム」タブの読み込み時間の短縮や、リボンメニューの表示遅延の解消、ファイルの同期アイコンの読み込み速度の改善などが行われています。
Windows 11ではファイルエクスプローラーがWinUIフレームワークによって再構築され、動作に遅延が発生していました。今回の更新で、UIコンポーネントの最適化やCOMオブジェクトの処理速度の改善が行われたことにより、全体的な読み込み時間が短縮され動作がスムーズになっています。
その他、ファイルエクスプローラーで、関連するMicrosoft 365コンテンツの提案を行う機能や、最近使用したファイルや共有ファイルを表示する方法が改善され作業効率が向上しています。
さらに、ドライブのストレージ表示の色がより濃い青に変更されて視認性が向上し、ファイルコピー/移動時の進捗バーも濃い緑色に変更されて、作業状況が把握しやすくなっています。また場合によって、メニューが逆向きに開く場合があった問題の修正も行われています。
プレビューアップデートに含まれる変更点は、今月5月の月例更新プログラムに含まれて一般公開される予定です。