
Microsoftは先週、Windows 11 25H2/24H2およびServer 2025向けの月例更新プログラムKB5072033をリリースしましたが、その後、リリースノートを更新し「AppX Deployment Service(Appxsvc)」を自動起動する変更を行なったことを明らかにしました。
リリースノートには以下のような情報が追加されています。
[System Components] The AppX Deployment Service (Appxsvc) has moved to Automatic startup type to improve reliability in some isolated scenarios.
[システム コンポーネント] AppX 展開サービス (Appxsvc) は、一部の限定的なシナリオにおける信頼性を向上させるため、自動起動タイプに変更されました。
Appxsvcは、Microsoft Storeアプリや更新を扱う重要なサービスですが、CPU・メモリ・ディスクを大量に消費する「リソース食い」プロセスとして知られています。
従来、起動タイプは「Manual(Triggered)」で、必要な時だけ動作していたのに対し、今後は、起動タイプが「Automatic」に変更され、PC起動時から常駐することになります。
Microsoftは最近、Windows Update経由でStoreアプリの更新を配信する計画を明らかにしており、Appxsvcの常時稼働が必要になったのではないかと推測されています。
ユーザーへの影響は?
この変更により、Storeアプリの更新がスムーズになるなど、一部の環境では信頼性が向上することが期待できます。対して、低スペックPCではバックグラウンドで常時稼働するためプロセスが増え、パフォーマンス低下のリスクがあると考えらます。
低スペックPCにとっては厳しい変更ですが、サービスを無効化すると Storeが正常に動作しなくなる可能性あり、安易な変更は避けるべきだと思われます。
