MicrosoftはWindows 11 Version 23H2でlibarchiveライブラリを使用し、.tarや.gz、.rar、.7zなどのアーカイブファイルの解凍機能を実装しました。
実装されたのはあくまでも解凍機能だけで、既存のファイルやフォルダの圧縮には対応していませんでしたが、この状況も間もなく変わることになりそうです。
Windows 11 Build 25992(Canaryチャンネル)では、ZIP形式に加え、「7z」と「TAR」の圧縮に対応しており、ファイルエクスプローラーのコンテキストメニューから選択可能となっているのです。
7zは圧縮効率の高さから、tarはUNIX/Linux系OSで使用される事が多いことから、どちらも使われることが多いアーカイブフォーマットとなっています。
これまでも専用ツールをインストールすることで、7zやtar形式をWindowsで扱うことは可能でしたが、何も準備しなくても利用できるようになることで、自由にツールがインストールできない環境や状況で、利便性が高まることが期待されます。