Microsoftの最新のオペレーティングシステム「Windows 11」。Windows 11はスタートメニューやタスクバーが刷新されたモダンなUIを持つオペレーティングシステムですが、エネルギー効率に関しても改善が行われているのでしょうか。
Neowinは今回、Windows 10とWindows 11の各バージョン用いてテストを実施し、特にモバイルユーザーにとって重要なバッテリー持続時間の比較を行っています。
同テストでは「HP Pavilion 14 x360」ノートPCの、4つの異なるパーティションに、以下のOSをクリーンインストールしてテストを実施しています。
- Windows 11 21H2 (original release)
- Windows 11 2022 Update (version 22H2)
- Windows 11 Dev (build 25201)
- Windows 10 (version 21H2)
PCMark10 Extendedをバッテリー切れまで実行したところ、以下のようにWindows 10がWindows 11より18分ほどすぐれた結果になったとのことです。
- Windows 10: 3時間12分
- Windows 11 Dev: 3時間3分
- Windows 11 2022 Update: 3時間2分
- Windows 11 21H2: 2時間54分
- Windows 10: 5時間24分
- Windows 11 Dev: 4時間55分
- Windows 11 21H2: 4時間53分
- Windows 11 2022 Update: 4時間50分
またMicrosoft Edgeを使用したYouTubeの動画再生テストでも、Windows 10がWindows 11より35分長く再生できたという結果が得られたそうです。
目次
バッテリー持続時間の悪化はやむなし?
Windows 11はUIが大幅に改善されたほか、Androidアプリの実行機能など、さまざまな新機能が追加された最新のオペレーティングシステムです。エネルギー効率の面ではWindows 10より10%ほど遅れをとっていますが、Microsoft Edgeのバッテリーセーバー機能や、Windows 11に追加されたダイナミックリフレッシュレート機能などエネルギー効率を改善することができる特定の機能を利用することで、差を埋めることもできそうです。