Microsoftが間もなく発表すると噂されている「Windows 11」が公式発表前にインターネット上に流出し、大きな注目を集めています。
Windows 11は、Windows 10ベースとし、主にUIの刷新が特徴になると見られていた中、流出したビルドを用いた初期のベンチマーク結果が公開され、Windows 10とパフォーマンス上の大きな違いが存在することがわかりました(Windows Central)。
Ben Anonymous氏が公開した動画は、3DMarkやGeekbench 5といった有名なベンチマークの結果から、OSの起動速度の比較まで、さまざまな項目を詳細に比較するものとなっています。
同氏の結果によると、起動時間では、Windows 11 Pro Build 21996.1が、Windows 10 Pro Build 19043よりも18.75%速く(13秒対16秒)、3DMarkのスコアはWindows 11がWindows 10を7,613対6,872で9.74%上回っています。
CrystalDiskMarkによるSSDの速度比較でも、以下の通り、Windows 11が読み込み速度で15.03%、書き込み速度で4.41%高速となっています。
- Windows 11: 読み込み速度3,448 MB/s、書き込み速度3,336 MB/s
- Windows 10: 読み込み速度2,930 MB/s、書き込み速度3,189 MB/s
Geekbench 5の結果では、Windows 11がシングルコアで9.04%、マルチコアで15.59%上回っています。
- Windows 11: シングルコアスコア1,251、マルチコアスコア7,444
- Windows 10: シングルコアスコア1,138、マルチコアスコア6,284
このベンチマークの結果が正確なものならば、Windows 10からWindows 11に乗り換えるだけで、PCのパフォーマンスが向上することになります。