Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22567」を、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 22567の新機能
Build 22563の新機能は以下の通りです。
Windows Updateで再生可能エネルギーの活用を拡大: 更新プログラムのインストールを特定の時間帯に行うことで、二酸化炭素排出量が少なくなるようにする機能。より多くのクリーンなエネルギー源(風力、太陽光、水力など)が利用可能な時間帯に、アップデートをバックグラウンドでインストールすることを優先するようになった。「更新プログラムのチェック」を選択することで、すぐにインストールすることはできる。
「設定」でMicrosoft 365のサブスクリプション管理の改善: Microsoft 365のサブスクリプションをより簡単に管理できるようになった。Online Service Experience Packs を使用して、「設定 > アカウント」の下でより多くのエクスペリエンスを提供する予定。
デバイスセットアップ(OOBE): Phone Linking: Windows 11のデバイスセットアップ(OOBE)の一環として、Android携帯とPCをリンクさせることができるようになった。リンクすることで、携帯電話のすべてに、PCからすぐにアクセスできるようになる。
Smart App Control: スマート・アプリケーション・コントロール(SAC)は、信頼されていないアプリケーションや潜在的に危険なアプリケーションをブロックする、Windows 11の新しいセキュリティ機能。最新のInsider Preview Build(Build 22567以上)でクリーンインストールを行ったWindowsデバイスでのみ有効にすることができる。SACはまず評価モードで実行されて、邪魔にならずに実行できそうな場合はオンに、そうでない場合は自動的にオフになる。設定で手動でオンにすることも可能。
その他、Windows 11のデザイン方針に沿って、「Open with」ダイアログボックスのデザインが変更されています。新しいダイアログボックスはライト・ダークテーマに対応し、ワンクリックでデフォルトアプリが選択できるようになっています。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。