Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22610」を、Windows Insider ProgramのDev/Betaチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。
本ビルドの注目点は以下の通りです。
- IT管理者向けの新しいグループポリシーが導入され、Family Safetyウィジェットが更新された。
- 全体的なエクスペリエンスを向上させる、もうひとつの優れた修正も含まれている。
- Windows Insiderに影響する2つの新しい既知の問題が含まれている。詳細は既知の不具合のリストに。
- このビルドに対応するSDKは公開されない。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDev/Betaチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 22610の新機能
Build 22610の新機能は以下の通りです。
IT管理者向けの新しいMDMとグループポリシーの追加
スタート、タスクバー、システムトレイなどのWindows 11のエクスペリエンスを簡素化できる新しいポリシーを導入。以下のポリシーが本日から利用可能に。
- Disable Quick Settings flyout
- Disable Notification Center and calendar flyouts
- Disable all taskbar settings
- Disable search (across Start & taskbar)
- Hide Task View from taskbar
- Block customization of ‘Pinned’ in Start
- Hide ‘Recommended’ in Start
- Disable Start context menus
- Hide ‘All apps’ in Start
Family Safetyウィジェットの更新
Family Safetyウィジェットのアップデートを展開し、Family Safetyアプリを使用している家族の場所がわかる、新しい位置情報共有ビューを導入。
また、メンバーロールに含まれる人向けの新しいアップデートもあり、アプリやデバイスをまたいだスクリーンタイムの使用状況の表示が改善された。
その他、Windows 11 Home EditionのDevおよびBeta Channelビルドで、SMB1クライアントをデフォルトで無効にする変更や、ロック画面のバッテリーアイコンのデザインの更新(タスクバーのものと統一)も行われています。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。