Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22621.1020」と「22623.1020」(KB5020035)をリリースしました(Windows Blog)。
ベータチャンネルは2つのグループに分けられており、それぞれのグループに別のビルドが提供されています。
- Build 22623.xxx: 新機能がロールアウトされる。
- Build 22621.xxx: 新機能がデフォルトでオフ。
これまでBuild 22622だったインサイダーは、有効化パッケージを経由して自動的にBuild 22623に移行されます。
新機能がデフォルトでオフになっているグループ(Build 22621.xxx)となったインサイダーも、アップデートを確認し、機能がロールアウトするアップデート(Build 22623.xxx)を選択しインストールすることが可能です。
Build 22623.1020の新機能
Build 22623.1020では、ナレーターの新しい点字表示への対応が行われています。新しい点字ディスプレイと新しい点字入力・出力言語のサポートが行われており、サポートされた新しい点字ディスプレイには、APH Chameleon、APH Mantis Q40、NLS eReader、その他多数が含まれています。
サポートされた新しいディスプレイと言語についてはドキュメントで確認可能です。
その他変更点
Build 22623.1020では、スペリング辞書が、言語的に中立な単語リストを使用するようになりました。同じWindowsアカウント(MicrosoftアカウントとAAD)を使用するすべてのデバイス間で同期されます。explorer.exeや特定のアプリがクラッシュする不具合も修正されています。
Build 22621.1020とBuild 22623.1020の共通の修正点としては、個人設定のページで、Windowsスポットライトをテーマと組み合わせる変更や、OneDriveのストレージ容量を設定ページで表示する変更、組織メッセージの機能の追加などがリストアップされています。
公式ブログには細かな修正内容もリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。