Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 25217」をWindows Insider ProgramのDevチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。
本ビルドの注目点は以下の通りです。
- 開発者はDev Channelの最新のInsider PreviewビルドとWinAppSDK 1.2 preview 2リリースでサードパーティウィジェットのビルドとテストを開始することができる(詳細は以下)。
- いくつかの入力関連の変更と修正が含まれている。
- 一部のInsiderに対し、Windows 11のチャットの新しいビデオ通話体験を展開。
- Game Passのハイライトゲームを紹介するなど、Microsoft Storeアップデートの展開を開始。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 25217の新機能
Build 25217の新機能は以下の通りです。
サードパーティ製ウィジェットの開発が可能に
WinAppSDK 1.2 preview 2によってサードパーティーウィジェットが開発できるようになった。開発者はパッケージ化されたWin32アプリのウィジェットを作成し、Windows 11ウィジェットボードでローカルにテストすることができる。
パッケージ化されたWin32アプリの開発には、マシンが開発者モードに設定されている事が必要で、最新のInsider Previewビルドを使用する必要もある。WinAppSDK 1.2 GAがリリースされたタイミングで、Windows 11のリリース版で、Microsoft Storeからサードパーティウィジェットを入手することができるようになる。
簡体字中国語IMEでのクラウドサジェスチョン
簡体字中国語のクラウドサジェストと統合検索サジェストの改善。
その他、Build 25179で導入されたタミル語の新しいAnjalキーボードの全Insider向けの展開や、タブレットに最適化されたタスクバーの不具合の修正も行われています。
加えて、Microsoft Teamsのチャット機能の改良や、Microsoft Storeの改善も行われています。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。