Microsoftは7月3日(現地時間)、Windows 11のWindows Insider ProgramのCanaryチャンネル向けの最新ビルド「Windows 11 Insider Preview Build 27891」をリリースしました(Windows Blog)。
Canaryチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。プレビューチャンネルの中で最も不安定な可能性があり、提供されるドキュメントも限定的なものとなっています(例えば既知の不具合は掲載されないなど)。
Windows Insider Programの更新オプションでCanaryチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 27891の新機能
Build 27891では、Windows PowerShell 2.0が非推奨となったのにともない、Canaryチャンネルでは削除されました。今後さらに詳細が発表される予定です。
その他各種の不具合が修正されています。
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「この PC をリセット」機能が動作しなかった問題を修正
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タスクバーのアクリル効果が表示されない不具合を修正
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Windows Update のダウンロードが 2% で止まる問題を修正
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タスクマネージャーや一部 UI で多言語文字が正しく表示されなかった問題を修正
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ファイルエクスプローラーの「...」メニューが一部見切れて表示されない問題を修正
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Bluetooth 関連で設定アプリがクラッシュする問題を修正
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ウィンドウ最小化時のアニメーション不具合を修正
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CPU グラフと「System Idle Process」の誤表示を修正
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通知音などのシステムサウンドが鳴らない不具合を修正
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フォントの崩れ、メディアプレーヤーの再生コントロールの歪みなどを修正
本ビルドには以下のような既知の問題が存在します。
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Copilot+ PC に関する重大な注意点
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Canary チャンネルに切り替えると PIN や顔認証が利用できなくなる恐れ(再設定が必要)
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設定クラッシュの可能性
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「電源とバッテリー」設定を操作すると設定アプリがクラッシュする可能性あり
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リモートデスクトップの表示不具合
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Arm64 PC においてリモートデスクトップでグラフィックの大きな乱れが発生する場合あり
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公式ブログには細かな変更内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。