8月19日(現地時間)に開催された「Architecture Day 2021」で、Intelは次期CPUおよびGPUプラットフォームに関する詳細を発表しました。
Intelは「Arc」ブランドのディスクリート・グラフィックス・カードの詳細な情報を公開すると共に、年内発売予定の「Alder Lake」プロセッサーに関する説明も行い、新しいCPUが、Windows 11向けに最適化されていることを明らかにしています(Neowin)。
Alder Lakeは、Intelが開発中のハイブリッドBig-Biggerアプローチ(パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー)を採用し、Microsoftと協力してWindows 11でよりよく動作するように設計されているとのこと。
To enable this level of fine-grained coordination for real performance, Intel jointly worked with Microsoft to incorporate this revolutionary capability into upcoming Windows 11
releaseインテルはマイクロソフトと共同で、この画期的な機能を次期Windows 11に搭載しました。
Microsoftの開発マネージャーであるMehmet Iyigun氏は、Intelの同僚と協力し、パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー、特にThread Directorの利点を最大限に活用するように、次期OSを最適化してきたと説明しています。
Throughout the Windows 11 development cycle, my team has been working with our colleagues at Intel to enlighten and optimize our upcoming OS to take full advantage of the Performance Hybrid architecture and Thread Director in particular.
Windows 11の開発サイクルを通じて、私のチームはインテルの同僚と協力して、パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー、特にThread Directorの利点を最大限に活用するために、次期OSを啓発し、最適化してきました。
With Thread Director feedback, the Windows 11 thread scheduler is much smarter about dynamically picking the most appropriate core based on the workload to achieve the best power and performance.
Thread Directorのフィードバックにより、Windows 11のスレッドスケジューラーは、作業負荷に応じて最適なコアを動的に選択し、最高のパワーとパフォーマンスを実現することができるようになりました。
Thread DirectorはAlder Lakeに搭載された新技術で、OSにフィードバックを行い、Windows 11のスケジューラーのワークロード割り当て機能の最適化を実現します。ベクトル命令などで構成される複雑なワークロードはパフォーマンスコア(Pコア)に、軽いスカラ命令やバックグラウンドタスクは効率コア(Eコア)に割り当て、CPUの能力を無駄なく活用することができるようになるのです。
Lakefield Core i7-L16G7を搭載したSamsung Galaxy Book Sの初期のベンチマークで、Windows 11はWindows 10よりもパフォーマンスが向上していることが確認されています。