Microsoftが先日公開したWindows 11用の12月の月例更新プログラムKB5021255(22H2)と、KB5021234(21H2)で、インストールが正常に実行できない等のさまざまな問題が発生している事がわかりました(Windows Latest)。
まず、これらの更新プログラムを正常にインストールできないという不具合が報告されており、あるユーザーは、アップデートをしようとするとエラーコード0x800f081fが表示されると説明しています。また別のユーザーは、インストールは始まるものの、途中で処理が失敗し、OSが以前のビルドにロールバックされると報告しています。
KB5021255 fails to install with error 0x800f081f both through Windows Update and the standalone installer got at the Windows Update Catalog. I have a Surface Book 2 with Windows 11 22H2.
KB5021255は、Windows UpdateとWindows Updateカタログで取得したスタンドアロンインストーラの両方で、エラー0x800f081fでインストールに失敗しました。私はWindows 11 22H2を搭載したSurface Book 2を持っています。
Cumulative Update for Windows 11 Version 22H2 for x64-based Systems (KB5021255) won’t install, neither as a standalone nor through Windows Update. Throws a 0x800f0831 install error.
Cumulative Update for Windows 11 Version 22H2 for x64-based Systems(KB5021255) は、スタンドアロンとしてもWindows Update経由でもインストールされません。0x800f0831インストールエラーをスローする。
更新プログラムがインストールできた場合でも、例えば、AMDのCPUがランダムなタイミングでスリープし、その後再び動き始めるといったパフォーマンスの問題に遭遇しているユーザーもいるようです。
影響を受けるAMDハードウェアにはRyzen 5 4600GEが含まれ、Windows 11 21H2の場合は影響を受けないとのこと。このように不具合は全般的にWindows 11 22H2で発生している事が多く、21H2ではあまり報告されていない模様です。
スタートメニューが壊れた?
さらに、別のユーザーは更新プログラムをインストール後にスタートメニューが動作しなくなったと報告していますが、これはサードパーティ製カスタマイズツールを使用しているのが原因だったと考えられています。
「Explorer Patcher」というサードパーティアプリがWindows 11の12月の月例更新プログラムと競合していて、スタートメニューが壊れた可能性があると指摘されています。
このような場合、「Explorer Patcher」などOSの機能と競合するアプリをアンインストールすることで、スタートメニューが復活する可能性があります。
Microsoftは、Windows 10 KB5021233でブルースクリーンが発生する不具合を認めていますが、Windows 11の更新プログラムに関しては問題を認めていません。