Microsoftが先日公開したWindows 11 Version 22H2用の4月の月例更新プログラムKB5025239では、ファイルエクスプローラー(explorer.exe)のクラッシュや、デスクトップからアイコンが消える問題、SSDが遅くなる問題など、多岐に渡る問題が報告されています。
今回新たに、Windowsのタスクバーを自動的に非表示にする機能が正常に動作しなくなったとの報告が一部のユーザーから行われていることがわかりました。
Windows 11のタスクバーはデフォルトでは常時表示された状態ですが、タスクバーの設定画面で動作を変更することができ、マウスカーソルを下に移動した時にだけに表示するよう設定することもできます。
KB5025239適用後にこのタスクバーの自動表示機能の効率が悪くなり、表示されたままの状態が多くなり、引っかかる頻度が高くなったとする報告が行われています。ただし、報告はそれほど多くなく、一部の環境でのみ発生している模様です。
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サードパーティ製UIカスタマイズツールとは別の問題か
MicrosoftはKB5025239に存在する既知の不具合として、一部のサードパーティ製UIカスタマイズアプリ(ExplorerPatcherとStartAllBack)を搭載したWindowsデバイスが起動しなくなることがあるという問題を認識しています。
これら、サードパーティ製アプリはeplorer.exeに影響し、タスクバーにも悪影響を与えますが、今回報告されたタスクバーの自動表示/非表示の問題とは関係しない可能性が高いと見込まれています。
[via Windows Latest]