Windows 11 22H2用の6月の月例更新プログラムKB5027231を適用した環境で、Google Chromeが正常に動作しなくなる問題が発生している事がわかりました(BleepingComputer)。
KB5027231には、Malwarebytesを使用している環境で、Google Chromeが起動しなくなる問題が存在することが確認されていますが、WatchGuardとCisco Secure Endpointを使用している環境でも、Chromeが起動しなくなる問題が発生している模様です。
ある管理者は次のように説明しています。
We deploy Secure Endpoint 8.1.7 to our few thousand devices, and we started getting a mountain of reports this morning that Google Chrome would not appear on the screen after attempting to open it
Secure Endpoint 8.1.7を数千台のデバイスに導入していますが、今朝からGoogle Chromeを開こうとすると画面に表示されないという報告を山のように受けています
この管理者は、Secure Endpointサービスを終了するか、Secure Endpointをアンインストールすると、Chromeが再び開くようになったと説明しています。
また、WatchGuardを使用している環境でも同じようにChromeが開かない問題が発生している事が確認されています。
これらのアンチウイルス製品には、エクスプロイト対策の機能が搭載されており、この機能を無効にするか、「設定 > デフォルトのブラウザを選択」からChromeをデフォルトのウェブブラウザとして設定することで、問題を回避できるとのこと。
MalwarebytesとWatchGuardに関しては公式のサポートドキュメントが公開されています。詳細は以下のリンクから確認可能です。
