先日もお伝えしましたが、Windows 11 22H2/23H2用の最新の月例更新プログラムKB5034765を適用した一部の環境で、タスクバーに関連した不具合が報告されています(Neowin)。
RedditやMicrosoftのFeedback Hubに寄せられた報告によると、KB5034765適用後、通常はタスクバーが存在する場所が空白となり、タスクバーの機能が利用できなくなってしまうそうです。ピン留めしたアプリケーションの起動や、実行中のアプリケーションの切替、クイック設定メニューの利用、通知領域の確認など、システムの重要な機能が利用できなくなることになります。
Microsoftはまだこの問題を認めておらず公式な回避策は提供されていません。しかし、KB5034765をアンインストールすることで、問題を回避することができるとされています。
これには以下の手順を実行します。
- タスクバーが利用できないため、Win+Iキーを押して設定画面を起動する。
- Windows Updateから「更新の履歴」を選択。
- 下にスクロールし「更新プログラムをアインインストールする」を選択。
- KB5034765を探し、「アンインストール」をクリック。
- 確認画面が表示されたら再度「アンインストール」を選択。
- コンピューターを再起動する。
- 再起動後、Windows Updateの設定画面で「更新の一時停止」を選択。
月例更新プログラムのアンインストールによってセキュリティに関するリスクが発生する可能性も考えられます。どうしても不具合が解決できない場合に限って実行することをおすすめします。