Windows 11 KB5074109でモデムが使用不能に─原因はバグではなくまさかの仕様変更

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2026年1月のWindows 11向けセキュリティ更新プログラム「KB5074109」を適用した一部のユーザーから、モデムが突然使えなくなったという報告が相次いでいます。

KB5074109ではトラブルが相次いで報告されており、「またWindows Updateによる不具合か…」と思ってしまうところですが、今回は、Microsoftが意図的に行った仕様変更であることが判明しています(Windows Central)。

目次

モデムが突然動作しなくなる

KB5074109をインストールした後、モデムが認識されない、通信ソフトが動作しないといった症状が報告されています。例えばMicrosoftフォーラムでは、ユーザーのImsai8080氏が、次のような投稿を行っています。

modem that stated it was 'Windows 11 compatible" it also did not work. After removing the update, both the new modem and my old modem are working fine.

「Windows 11対応」と記載されていたモデムも動作しませんでした。アップデートを削除した後、新しいモデムも古いモデムも正常に動作するようになりました。

Tom’s Hardwareでもohs77氏が次のように」報告しています。

Unfortunately, my 6-month-old modem requires agrsm64.sys as a driver. So it just quit working. But Microsoft has a solution: Remove modems that don't work."

残念ながら、6ヶ月前に購入したモデムはドライバとしてagrsm64.sysを必要とします。そのため、動作しなくなってしまいました。しかし、Microsoftには解決策があります。動作しないモデムを削除するのです。

古いモデムドライバーの削除が原因

実は、Microsoftの公式リリースノートには、複数のレガシーモデムドライバーを削除したとの記載があります。

[Compatibility] This update removes the following modem drivers: agrsm64.sys (x64), agrsm.sys (x86), smserl64.sys (x64) and smserial.sys (x86). Modem hardware dependent on these specific drivers will no longer work in Windows.

削除された主なドライバーは次の通りです:

  • agrsm64.sys(x64)
  • agrsm.sys(x86)
  • smserl64.sys(x64)
  • smserial.sys(x86)

これらのドライバーに依存しているモデムは、Windows 11で動作できなくなるというわけです。

Microsoftによると、これらのドライバーは古く、脆弱性を抱えているため、セキュリティ向上の観点から削除したとのこと。つまり今回報告された問題は、「不具合」ではなく「セキュリティ対策としての仕様変更」から発生しているということになります。

しかし、「新品のWindows 11対応モデムが動かない。アップデートを削除したら直った」とか、「6か月前に買ったモデムがagrsm64.sysを必要としていた。メーカーは新ドライバーを出す予定なし」といったユーザーからの報告もあり、特に、電話応答・ログシステムなど業務用途でモデムを使っている企業では混乱が広がっているようです。

一時的な対処法はアンインストールしかない

この問題に対する回避策はKB5074109をアンインストールし、Windows Updateを一時停止するという方法しかみつかっていません。ただし、セキュリティ更新を止めるのは推奨されないため、あくまで一時的な回避策です。

古いモデムを使い続けているユーザーにとっては痛手ですが、Microsoftt的には、セキュリティ強化のために避けられない判断だったのかもしれません。もしまだレガシーモデムに依存している場合、代替手段の検討を始めるタイミングと言えるかもしれません。

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